不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



とにかくあの場からいなくなりたかった。


けど、音楽室なんてどこなのかわからなくて、手当たり次第ドアを開ける。




っここも違う…。

こんなことしてる場合じゃないのに…っ!




すると、


____ガラ


丁度私の真後ろのドアが開いた。




もしかしてアカリさんたち?!



期待を込めて振り向く前に、ドアからヌッと出てきた手に髪の毛を思い切り引っ張られ、中へと引きずり込まれた。




『っ!』



ドサっと尻餅をついたのと同時に、今朝ツバサくんが結んでくれた髪の毛のリボンが一緒に解ける。