不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



案の定、教室に行くと机に落書きがされてあった。


死ねだの、ブスだの、帰れだの。




感極まって机を眺めていると、丁度登校してきた翔子ちゃんと公平くん。




「うわ!何だこれ!」


「あり得ない!花子ちゃん、大丈夫?私消すの手伝う」



『翔子ちゃん!ううん、大丈夫!漫画で見た通りのいじめで感動しちゃって…消すなんて勿体無い!誰か写真撮ってくれないかなぁ〜』




嬉しくって顔のニヤニヤが止まらない。






コソコソ


「お、おい。翔子あいつ大丈夫かよ…」


「わ、わかんない。なんかいじめられて喜んでるみたいなんだけど、私余計なお世話だったかな?」




なんて翔子ちゃんと公平くんの声は私には聞こえていない。