不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




「お昼は第2校舎の音楽室に来てね」



そんな私に嫌な顔1つしないハルキさん。

やっぱ優しいなぁ。




けど、



『場所…わかんない…』



「あ、それならショウと一緒に来たらいいよ」




ハルキさんのその声に運転するショウくんをチラッと見ると、傷だらけの顔が一瞬嫌な表情に変わったのを見てしまった。




やっぱり、まだ私の事認めてくれてないんだ。



しょぼんとしていると、




「どーした」



隣に座るアカリさんがひょこっと顔を覗き込んできた。