不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




「そんなん知るか!俺は女が嫌いなんだよ!第一、あいつは姫じゃねぇ!」




「姫じゃねぇっつったって、”まだ”ってだけだろ?姫になるのは時間の問題だろ。
てか、女嫌いのお前を護衛にするなんて、アカリさん何考えてんだろうなぁ」






そうだ。

総長は何を考えてんだ。



女なんてみんな一緒だ。



あいつは姫って言う肩書きが欲しいだけに決まってる。



ここにいるみんな、光龍好きでいるんだ。


それ以外の奴は必要ねぇ。





総長たちがなんて言おうと俺は認めねぇ。





「って、おいショウ!どこ行くんだよ!」



タカヒロの引き止める声を無視して俺は倉庫を出る。






ムシャクシャして無性に喧嘩をしたい気分だった。