「…これなら、やる。」 別に欲しくて見てたわけじゃないのに、アカリさんはチョコレートケーキをずいっと出してきた。 『えっ』 さっきあげないみたいなこと言ってなかったっけ? い、いいのかな? 『あ、ありがとうございます』 ボソっと呟いて、おずおずとその出されたケーキを受け取った。 アカリさんの無表情は変わらない。 「うおおおおおい!お前俺が食いてぇつってもくれないくせに!何だこの違いは!!」 ツバサさんはソファーに片足を乗っけて、ピシッと食べていた箸でアカリさんを指す。