「ゆきのー、何してるの?」 「あ、マナだ!今日はね幸乃の誕生日とパパとマナの結婚記念日なの」 「ゆきの、何話してるの?知らないひとには話かけちゃダメって言ったでしょ」 「知らない人じゃないよ、かずゆきくんってゆうんだって」 「かずゆき…くん?…かずゆきって言ったの、さっき」 「そうだよ、ね?お兄さん?……あれ」 そこにはもう誰もいなかった ただただ春の雨が優しく降り続いているだけだった