わたしはいつから恋というものを覚えてしまったのだろうか ひとを好きになるのは簡単なのに輝きを持続させるのはとてつもなく困難だ 「こうやって待ってるとね、かずゆきもやって来そうで」 見渡す限りに広がる、嘘や偽りの飛びかわない河原で 夢の中に出てくるようなそんな場所で待ってれば かずゆきは現れてくれる気がしたのだ