母は頭を抱えながらしゃがみこんだ 「…どうしてかず君じゃないの?マナカ…ママは許さないわよ。もちろん、堕ろすんでしょ?ママはかず君以外の男の子にマナカを渡すつもりはないわ」 「ママ…、落ち着きなさい産むにも堕ろすにも校長の息子だと都合がいいじゃないか…」 「…どういうこと!?ふたりともまさふみ先輩のこと何も知らないで」 わたしは携帯電話だけ持って家を飛び出した