「井上によそ見しないで俺だけを見て欲しいんだ。…ねぇ、もっと愛し合お?」 春の雨が恋しくなくなったわけではない 夏の風を愛しすぎてたまらないわけでもない ただ春も夏も同じ季節が繰り返し巡ってくるわけではないから どちらの想いを大切にすればよいのか分からない それが素直な気持ちだった