吉永もも子からスキンを奪い取ると自分の目で確かめてみる 確かに小さな針のような穴が開いて漏れているみたいだった 入っていたカラを拾って指の腹で感触を確かめると 何か引っ掛かるような手応えがあり、よくよく見ると小さな穴が開いていた 不良品なんかじゃない これは故意に開けた穴だ 吉永もも子は可笑しくて堪らないといった感じで高らかに笑っている