「…お願いです、吉永さんを助けて下さい、わたし何でもしますから」 目の前にいるグラサン男に懇願してみる 「おいおい、聞いたかよ。何でもしてくれるってさ」 「まぢか!?」 2人の男の言葉が同時に重なる わたしは男たちのすきを見てポケットから携帯電話を取り出す 急いでかずゆきに電話を掛ける 通話のボタンを押したところで携帯を男に奪われた 「なにふざけた真似してんだぁ!?あー?ごらぁ」