「またあなたなの?中学の頃はあんなにわたしたちを悲しませるようなことをして、ちょっと落ち着いたかと思ったら…」

「よさないか、教頭先生」

まさふみ先輩の父、もとい校長は教頭を落ち着かせるように言った

「結城まなかくんは成績優秀だそうじゃないか運動も文武両道で出来るそうで、その君がなぜこのようなことを?そもそも君の仕業なのかい?」

わたしは重い口を開く

「確かにこの写真はわたしです…だけど誰が何の目的でやったのか」

「だからそれは僕がしでかしたんだ、マナ…結城さんはあくまで被害者なんです」

「ほう……、ちょっと吉永君と話がしたいからしばらく結城くんは席を外してくれないか」

「…わかりました」

「ちょっと!どういうことですかっ?」

「教頭先生、落ち着いて下さい」

わたしは校長室からいったん出ることになった