恋の禁断症状


春の湿った雨の味がした

幼いころ雨を食べようと空に向かって口を開けてみたことがある

懐かしい味

桜の花びらが零れるかのようにキスを注いで

若葉がカサカサと擦れあうように身体に触れる

優しい優しい春の雨