気力で何とか起き上がるも頭がぐわんぐわんして宙を回っているかのようだ なかなか降りてこない息子を不審に思ったのか 母が部屋に入ってきた 「どうしたの?もう学校に行く時間でしょうが」 「何だか調子が悪くて、熱があるみたいなんだ」 額に手をやって体温計を測る催促をする