わたしは何も言わず、言われたままに従った わたしを横向きに座らせると、先輩は立ちこぎをして出発した 「昨日はあれからひとりで帰ったんじゃないの?LINEで言ってたのは嘘?」 「え?何、よく聞こえない」 わたしはまた嘘をついて、かずゆきと一緒に帰ったいいわけを考える時間かせぎを作ろうとした