「わたしが誰か分からないの?」

「それくらい知ってるよ、吉永先輩の妹で校長先生と教頭先生の娘だろ?それがなに」

腕を組んで立ちふさがる彼女は藪から棒だった

小柄でいかにも可愛らしい顔や声に似つかない台詞を次から次へと吐くのだった