――葵と、華岡。 俺が高校で出会った ふたりの女の子。 彼女たちが心に同じ傷を抱えていたことは、偶然かそれとも必然か 俺にはわからへんけれど どうかこれ以上、彼女たちのような悲しい人が増えないでほしい。 こうして、俺の18の夏が終わった。