ボクが最後まで聞く前に、純平はふっと笑った。
「何年の付き合いだと思ってんだ」
――……14年。
けど、いくら長い付き合いだからって、何でもかんでもお見通しじゃ困る。
だってボクは、純平のことも美紗のことも分からないことだらけなのに。
だいたい『最近』って
「いつから」
思い違いに決まってる。
ボクが【アレ】を見ていたことを、純平は知らないんだから。
気付かれてるわけ、ないんだから。
「お前が先に帰った日?」
――そう、その通りだ。
あの日。
ボクは自力で立ってすらいられないくらいショックを受けて、2人を置いて逃げ帰った。
確かにあの日だ、何かがはっきりと変わったのだとしたら。
けど、そうだとしても!
「悩んでんのか?」
「何年の付き合いだと思ってんだ」
――……14年。
けど、いくら長い付き合いだからって、何でもかんでもお見通しじゃ困る。
だってボクは、純平のことも美紗のことも分からないことだらけなのに。
だいたい『最近』って
「いつから」
思い違いに決まってる。
ボクが【アレ】を見ていたことを、純平は知らないんだから。
気付かれてるわけ、ないんだから。
「お前が先に帰った日?」
――そう、その通りだ。
あの日。
ボクは自力で立ってすらいられないくらいショックを受けて、2人を置いて逃げ帰った。
確かにあの日だ、何かがはっきりと変わったのだとしたら。
けど、そうだとしても!
「悩んでんのか?」


