「おっはようございまーす!」
。。ああ。
今の俺、絶対、顔引きつってんな。
「何すればいいですか?」
俺に聞いてんの?
誰に聞いてんのか分からず
新人の方を見る
へらへらした顔で訪ねてきてた新人。
「何へらへらしてんだ。新人」
勿論名前はもう把握済。
でも初日からこの態度は
流石にムカついたから新人呼び。
どうせ怖がって他の奴んとこ行くだろ。
そう思ったのに 此奴は違った。
「あ、咲良柚姫です!
よろしくお願いします!!」
と元気よく挨拶。
今までの新人は、男でも
怖がって逃げてったのに、
この女は強いらしい。
俺の態度、スルーしてやがる。
「。。ああ。
とりあえずこのデータ打ち込んで。
んで、電話来たら此れ見ながらで
いいから話聞いてあげて。」
「はい!!」
無駄に元気なんすけど。この子。
しかも 同じ名前で席も隣とか
何考えてんだ、あの課長。
その 課長は感心感心というかのように
微笑みながら頷いてるし。
又疲れる奴が増えたな。
