「ラブラブだね悟」

にこっと笑いながら俺たちに言う。


「はぁ?なわけねぇ
「ちっ違います違いますっ
そんなんじゃないの//」


大塚は俺をどんっと突き放す。

このやろ~……。



「ちょうどいいところに来た彰。
あのさ、
バレンタインどういう物が欲しい?」


「へぇ?悟、僕にくれるの?」


「はぁ!?なわけねぇだろ」

どんな考えしてんだよまったく。


「じゃあどうして?」


「だってコイツがさ
「あーっ用事思い出しちゃった。
か、帰るね!彰くんバイバイ♪あっ悟もバイバイ」

ダッシュして帰ろうとする大塚。

そして最後に、
「何か言ったらただじゃおかないわよ」

耳元で囁かれた。

くそが……。


「大塚さんじゃあね~」

「ばっばいば~い//」


あの女……。
心優しい俺が,
せっかく直接聞いてやろうと思ったのに、
顔を真っ赤にしながら帰りやがった。