「嘘じゃない!」
私は一樹の胸を押し、一樹から離れた
『じゃー何で?なんでいっつも私に冷たくするの?!なんで香水のかおりがするの?!なんで帰りが遅いの?!』
体調の悪い一樹に今まで思っていた不満をぶちまけるなんて…
私バカじゃん…
「それは、言い訳に聞こえるかもしれないけど…」
言い訳?
『言い訳なんて聞きたくない!』
「良いから聞けっ!」
こんな必死になってる一樹って、見たことあったっけ?
ないよな…
「香水は同僚の匂いが移ったから 帰りが遅かったのは、結婚記念日に休みをもらうため」
そう…だったんだ…
でも、私に冷たくしたのは?
私が嫌いだからじゃないの…?
それに…
『私はもう…耐えられない…』
「えっ?」



