濡らしたタオルをおでこに乗っけて、私は出掛けた
まずは薬局かな?
えーと…咳とかはしてなかったし、鼻声でもなかったから、解熱剤でいいよね
次はスーパー行かなきゃ
病人と言えばお粥だよね
お粥の材料を買い、私はスーパーから出た
そこで私は信じられない光景を目にした
一樹…
彼の姿は前とは比べ物にならないくらい痩せ細っていた
今すぐ声をかけたかった
でも…私に出来ることはない…
だけど目を離せなくなった
彼は、嫌っていたはずのタバコをすいながら“美弥”と呟いた
なんで私の名前を呼ぶの?
浮気してたんじゃないの?
気がついたら涙を流しながら走り出していて、鍾馗の家に帰った



