「言えないことなら無理には聞かないよ」



ほんと…鍾馗には頭が上がらないよ



『ありがと』



「そんなことより、これからどこ行くの?荷物の大きさからして、家には帰らないんでしょ?」



うっ…バレてる…



「その反応は図星だな
よしっ!俺んち来るか?」



えっ…



『良いの?!』



「良いよ 一応幼なじみなんだし 頼ってくれて構わない」



幼なじみ…

その関係が、こんなときに役立つなんて思ってもみなかった



『助かる!!』