好きになったら一直線!


そんな恋ができたらいいのに……。




私にはそんな勇気ない。



私は、

自分が思っているより

強い人間じゃなかった。





時間が経つにつれて

志則への想いが確かなものになってゆく。



志則の声、眼差し、温もり……


志則の嘘、優しさ、笑顔……



思い返すだけで

胸の中がキュンとなる。




キュンとなる度に不安が溢れだす。



志則が私の気持ちを知ったらどうなるんだろう……。


今までの二人に起こった全てのことを後悔させてしまう?



二人の間にある糸が

プツンと切れちゃうよ……。