「俺、吉田志則は……
市ノ瀬愛実に恋してます!
両想いになりたくて、おまじないのクローバーを机に描いちゃいました!!」
え……
志則――!!??
驚いて目を開けると
目の前には右手をビシッと上げて宣言している志則がいた。
一瞬の沈黙の後、一斉に男子の冷やかし声が教室に響き渡った。
「ヒュ~ヒュ~!!
ヨッ! 志則!! こんな時に告白するなんて男だね~」
「やるね~」
「へっへ~。
だろ? 俺ってすげーかっこよくない?」
私は驚きのあまり、おちゃらけて頭を掻いてる志則を目を丸くして見ていた。
メニュー