
- 作品番号
- 115935
- 最終更新
- 2023/08/17
- 総文字数
- 93,637
- ページ数
- 175ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 330,218
- いいね数
- 1
- ランクイン履歴
-
青春・友情22位(2009/11/08)
それを見てしまったクラスメイト【稲葉圭一】
見られてしまった少女と見てしまった少年
この出来事をきっかけに二人は互いの秘密を知る
人はきっと愛がなければ生きていけない
例えそれが恋愛でも友愛でも
2013/2/15完結・初稿2007年夏
「ベリーズカフェ編集部オススメ小説」掲載
レビューありがとうございました!
美夜*さん・桃城猫緒さん・KIMORIさん・さとうさささん・根っこさん
この作品のレビュー
親友である女の子に恋をした、彼女。 誰よりもそばにいたから、いちばん近くで彼女を見ていた。 誰もが憧れる男の子に恋をした、彼。 付かず離れずの距離は、近付いて突き放されるのが怖いから。 転校していく親友は、彼女に何と答えるだろう? 憧れのあいつが好きな人は、一体誰なんだろう? 男女交際禁止の学校。 交際するのは「男女」だという、常識的で窮屈な決め付け。 彼女と彼はお互いの秘密を共有できる友達同士。 でも、どうして「秘密」にしなきゃいけない? 恋心をいだくのは、あまりにも自然なことで、その向かう対象を自分で制御したりなんてできない。 否定されなければならないほど、彼女の、彼の、恋は間違っているのですか? 気持ち悪くて醜いものですか? 叶わない恋をしてしまうのは、彼女だけ、彼だけではないはず。 彼女の、彼の、切なさの形を、どうぞリアルに読み解いてください。
親友である女の子に恋をした、彼女。
誰よりもそばにいたから、いちばん近くで彼女を見ていた。
誰もが憧れる男の子に恋をした、彼。
付かず離れずの距離は、近付いて突き放されるのが怖いから。
転校していく親友は、彼女に何と答えるだろう?
憧れのあいつが好きな人は、一体誰なんだろう?
男女交際禁止の学校。
交際するのは「男女」だという、常識的で窮屈な決め付け。
彼女と彼はお互いの秘密を共有できる友達同士。
でも、どうして「秘密」にしなきゃいけない?
恋心をいだくのは、あまりにも自然なことで、その向かう対象を自分で制御したりなんてできない。
否定されなければならないほど、彼女の、彼の、恋は間違っているのですか?
気持ち悪くて醜いものですか?
叶わない恋をしてしまうのは、彼女だけ、彼だけではないはず。
彼女の、彼の、切なさの形を、どうぞリアルに読み解いてください。
偏見がありがちな同性愛。 私はどんな愛があってもいいと思います。 この作品を読んでさらにそう 思いました。 この作品は稲葉と愛ちゃんの二人の恋が 痛く、切実にそれでいて真っ直ぐ伝わってくる、 とてもいい作品だと思います。 是非、色んな方に読んでいただきたい。
偏見がありがちな同性愛。
私はどんな愛があってもいいと思います。
この作品を読んでさらにそう
思いました。
この作品は稲葉と愛ちゃんの二人の恋が
痛く、切実にそれでいて真っ直ぐ伝わってくる、
とてもいい作品だと思います。
是非、色んな方に読んでいただきたい。
異性、同性、友愛、そして、恋。
思春期の痛いほど純粋で真っ直ぐな恋。
けれど、主人公の篠塚愛子と稲葉圭一が想いを寄せるのはそれぞれの同性の友達。
自分たちが同性愛者と云うことに悩みながらも真摯な恋心を抱く二人の姿は、真っ直ぐで切なくていじらしくて応援したくなります。
また、その想いを受けた三笠舞と青山透の描写が素晴らしいです。個人的には大きな友愛ゆえに愛子の恋心に傷付いた舞が一番切ない…。
重いテーマですがとても爽やかに仕上がっていて、500P超えのボリュームでも読みやすくサクサク完読しました。
若い世代の人には勿論、大人にもあの頃の打算の無い“好き”や、とことん自分や友達と向き合った気持ちを思い出して読んで貰いたい作品です。
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