ピンポーン 薄汚れたおっさんが出てきた。 俺と同じジャンパーを着ている。 こんなヤツと一緒だなんて胸糞悪い。 夜中なんで、静かにしてもらえませんか? 苛立ち混じりの声で言った。 おっさんは不服そうな顔をしながらも謝った。 だから、俺は部屋に戻った。 そして、隣の部屋は静かになった。