お父さんが死んでしまった時よりも悲しかった、悔しかったのはこの地球上の何処かにいるはずなのに会えないその事実が受け入れられなくて

ずっと一緒にいてくれるって言ったくせに

何が、ごめんね、よ

中途半端に約束して

バカ……

カナウのバカ

私のバカ…

あの時のカナウのごめんね、にどうして気づかなかったのか

気付いていればもっと違和感を察していれたらよかったのかな

いや、気づいてたよ

それでも君に甘えた私、私もいなかったこだ

でもね、カナウ…

やっぱり痛すぎるんだよカナウ

だから、私忘れるよ


大好き、だったのはあの1日だけ

私はあの日の約束を、カナウのことを、恋をしたことを全部忘れるよ

積もりに積もった私の中の雪
最初は冷たくもその優しさから冷たさを忘れ、温かく

しかし時が経つにつれその雪は固く、固くなっていく