だけど、ここでは私は嫌われ者。教室で失敗やドジをしてみんなに笑われる方が、憎まれたり嫌われたりするよりよっぽどいい。

 私はトボトボと階段を上ると、屋根裏部屋に上がって藁の粗末なベッドに横になった。明日になって目が覚めたら、きっと現実の世界に戻っているはず。そう信じて目を閉じた。