私はユニバーサル・スタジオ・ジャパン――USJ――の最寄り駅の改札を出た待ち合わせ場所で、勇飛くんを待っていた。三学期が始まる直前の平日。勇飛くんとデートの約束をしている。
二人で出かけるなんて初めて。あ、えっとレッドベリル王国での冒険を除けば、だけど。
今日はいつものベージュのファー付きコートに、私にしては珍しくショートパンツとタイツ、ブーツを合せている。やっぱりアトラクションに乗るには、動きやすい方がいいよねっ。
ファッション誌のコーディネートを参考にしながら一生懸命選んだんだけど、勇飛くん、かわいいって思ってくれるかな。
なんてニヤニヤしながら改札を見ていると、出てくる人の中に勇飛くんを見つけた。
「おはよう、世里」
彼も気づいて小さく手を上げてくれた。
「おはよう、勇飛くん」
彼はライトグレーのデニムパンツに大人っぽい黒のジャケットを羽織っている。きゃー、やっぱりカッコイイ!
私がボーッと見つめていると、勇飛くんが困ったように頬を掻いた。
「じゃ、行こうか」
二人で出かけるなんて初めて。あ、えっとレッドベリル王国での冒険を除けば、だけど。
今日はいつものベージュのファー付きコートに、私にしては珍しくショートパンツとタイツ、ブーツを合せている。やっぱりアトラクションに乗るには、動きやすい方がいいよねっ。
ファッション誌のコーディネートを参考にしながら一生懸命選んだんだけど、勇飛くん、かわいいって思ってくれるかな。
なんてニヤニヤしながら改札を見ていると、出てくる人の中に勇飛くんを見つけた。
「おはよう、世里」
彼も気づいて小さく手を上げてくれた。
「おはよう、勇飛くん」
彼はライトグレーのデニムパンツに大人っぽい黒のジャケットを羽織っている。きゃー、やっぱりカッコイイ!
私がボーッと見つめていると、勇飛くんが困ったように頬を掻いた。
「じゃ、行こうか」