ネフライトの声がした。二人のほかにいるとすれば王様だ。それは見るまでもなくわかるが、私は目を閉じた。大広間の光景が再び目の前に広がり、ネフライトが豪華なローブを着た男の人の白髪をつかんで、その喉元に短剣を押しつけているのが見える。
私は思わず息を呑んだ。
「国王の姿が見えたか?」
私が黙っていると、ネフライトが続ける。
「国王の命は私がわざわざ奪うまでもない。命じれば国王自らこの短剣で喉を貫くだろう」
ネフライトが低く呪文を唱えながら王様の手に短剣を握らせると、王様はぼんやりと濁った目のまま、自らその切っ先を喉に押し当てた。皮膚が裂けて、長く伸びた白い髭に紅いものが混じる。
「や、ダメ、待って!」
私の声に、ネフライトの嘲笑うような声が返ってくる。
「今は切っ先が触れているだけだが、私が命じれば、王はこのままズブリといくだろうな」
「そんなこと、今すぐやめさせなさい!」
ネフライトの高笑いが頭の中に響く。
「やめさせたければ、今すぐここへ来い」
「今すぐ?」
私は思わず息を呑んだ。
「国王の姿が見えたか?」
私が黙っていると、ネフライトが続ける。
「国王の命は私がわざわざ奪うまでもない。命じれば国王自らこの短剣で喉を貫くだろう」
ネフライトが低く呪文を唱えながら王様の手に短剣を握らせると、王様はぼんやりと濁った目のまま、自らその切っ先を喉に押し当てた。皮膚が裂けて、長く伸びた白い髭に紅いものが混じる。
「や、ダメ、待って!」
私の声に、ネフライトの嘲笑うような声が返ってくる。
「今は切っ先が触れているだけだが、私が命じれば、王はこのままズブリといくだろうな」
「そんなこと、今すぐやめさせなさい!」
ネフライトの高笑いが頭の中に響く。
「やめさせたければ、今すぐここへ来い」
「今すぐ?」


