サンストーン大佐が歯ぎしりをして、うなるような声で言う。
「ネフライト……。王の病を治すと言って城にやってきた薬師だな……」
「王様のご病気も、ネフライトが料理人を操って食事に毒を盛ったからなのです」
「くそう、許せぬ。すべてはあの怪しげな薬師の謀(はかりごと)であったか。慈悲王と呼ばれた陛下があのような重税を民に課すはずなど、やはりなかったのだ。そなた、我らをここから救い出すことはできぬか? 王国軍指揮官の名にかけて、礼は十分にさせてもらう」
「お礼はいりません」
「何だと?」
「その代わりに、魔法使いを蔑む国のあり方を改めてほしいのです」
「それは……我が一存ではどうにもならぬが、陛下がネフライトの手から無事解放された暁には、そなたの望みを陛下に伝え、よきに計らってくださるよう進言いたそう」
「お願いします」
「軍人に二言はない」
私は「しばらく待ってください」と言うと、使いコウモリを牢の鉄格子にぶら下がらせたまま、目を開けて勇飛くんを見た。そうして見たこと、聞いたこと、王国軍指揮官サンストーン大佐の話を伝える。
「場所はわかった。今から俺が城に忍び込んで、牢を壊してみんなを助け出すと伝えてくれないか?」
勇飛くんが決意を秘めた表情で言った。
「ネフライト……。王の病を治すと言って城にやってきた薬師だな……」
「王様のご病気も、ネフライトが料理人を操って食事に毒を盛ったからなのです」
「くそう、許せぬ。すべてはあの怪しげな薬師の謀(はかりごと)であったか。慈悲王と呼ばれた陛下があのような重税を民に課すはずなど、やはりなかったのだ。そなた、我らをここから救い出すことはできぬか? 王国軍指揮官の名にかけて、礼は十分にさせてもらう」
「お礼はいりません」
「何だと?」
「その代わりに、魔法使いを蔑む国のあり方を改めてほしいのです」
「それは……我が一存ではどうにもならぬが、陛下がネフライトの手から無事解放された暁には、そなたの望みを陛下に伝え、よきに計らってくださるよう進言いたそう」
「お願いします」
「軍人に二言はない」
私は「しばらく待ってください」と言うと、使いコウモリを牢の鉄格子にぶら下がらせたまま、目を開けて勇飛くんを見た。そうして見たこと、聞いたこと、王国軍指揮官サンストーン大佐の話を伝える。
「場所はわかった。今から俺が城に忍び込んで、牢を壊してみんなを助け出すと伝えてくれないか?」
勇飛くんが決意を秘めた表情で言った。


