「私は魔法使いのセリと言います。国王様をお助けするために城の外まで来ています」
男たちの間にざわめきが広がり、誰かがコウモリを見つけた。
「あのコウモリがしゃべってる!」
「使いコウモリか……?」
「助けてくれ! 俺たちを出してくれ!」
男たちの声が大きくなった。これじゃ会話ができない。もどかしく思ったとき、ざわめきの中で誰かが「静かにしろっ」と一喝した。一瞬にして広がった静寂の中、立ち上がったその男の人は、背が高くがっしりした体格で、立派な肩章をつけた軍服を着ている。
「セリと言ったな。誠か?」
「はい。あなたは誰です? なぜこんなところに閉じ込められているんですか?」
「我はレッドベリル王国軍指揮官のサンストーン大佐だ。飢えた農民から税を取り立てよという国王陛下のご命令に背いたために、ここに幽閉されている」
「王様はネフライトという魔法使いに操られているんです」
「それは誠か?」
「はい。民を苦しめているのは、王様を操り、最後には王様に替わってこの国の実権を握ろうとしている魔法使いネフライトと、その弟子のディヴィナなのです」
男たちの間にざわめきが広がり、誰かがコウモリを見つけた。
「あのコウモリがしゃべってる!」
「使いコウモリか……?」
「助けてくれ! 俺たちを出してくれ!」
男たちの声が大きくなった。これじゃ会話ができない。もどかしく思ったとき、ざわめきの中で誰かが「静かにしろっ」と一喝した。一瞬にして広がった静寂の中、立ち上がったその男の人は、背が高くがっしりした体格で、立派な肩章をつけた軍服を着ている。
「セリと言ったな。誠か?」
「はい。あなたは誰です? なぜこんなところに閉じ込められているんですか?」
「我はレッドベリル王国軍指揮官のサンストーン大佐だ。飢えた農民から税を取り立てよという国王陛下のご命令に背いたために、ここに幽閉されている」
「王様はネフライトという魔法使いに操られているんです」
「それは誠か?」
「はい。民を苦しめているのは、王様を操り、最後には王様に替わってこの国の実権を握ろうとしている魔法使いネフライトと、その弟子のディヴィナなのです」


