私がおそるおそる訊いたが、ディヴィナは答えなかった。魔法の効果が切れたのだ、と気づいたとき、彼女の体がぶくぶくと膨れ始めた。
「な、何?」
私は一歩後退り、その私をかばうように勇飛くんが前に立つ。
「あーあ、あんたが魔法をかけてくれたせいで、あたしが自分にかけていたミューテイションの魔法が解けちゃったじゃないの」
ディヴィナの体が膨らみ続け、ゆったりとしたチュニックがはち切れそうになる。チュニックは持ちこたえたが、手足を縛っていた縄は引き伸ばされてちぎれた。手を振ってちぎれた縄を払い落としながらのっそり立ち上がったのは、元の美しいアーマントゥルードとは似ても似つかぬ、ひどく醜い姿。
「あんた、今、あたしのことをヒキガエルみたいだと思ったでしょ」
彼女の言葉に私はぶんぶんと首を振る。
「どうせあたしは醜いよ。だから捨てられたのさ。あたしだって元は普通の人間だったんだ。けれど、この冷たい世界で生きていくには、悪魔と闇の契約を結んで魔法使いになるしかなかった。あたしを捨ててこんな境遇におとしめたやつらが憎い。復讐してやるんだ。そのためにはあんたたちが邪魔なんだよっ!」
ディヴィナが背中に手をやったかと思うと、下着に挟んでいたらしい細長い杖を抜き取って振った。
「エアキャノン!」
「な、何?」
私は一歩後退り、その私をかばうように勇飛くんが前に立つ。
「あーあ、あんたが魔法をかけてくれたせいで、あたしが自分にかけていたミューテイションの魔法が解けちゃったじゃないの」
ディヴィナの体が膨らみ続け、ゆったりとしたチュニックがはち切れそうになる。チュニックは持ちこたえたが、手足を縛っていた縄は引き伸ばされてちぎれた。手を振ってちぎれた縄を払い落としながらのっそり立ち上がったのは、元の美しいアーマントゥルードとは似ても似つかぬ、ひどく醜い姿。
「あんた、今、あたしのことをヒキガエルみたいだと思ったでしょ」
彼女の言葉に私はぶんぶんと首を振る。
「どうせあたしは醜いよ。だから捨てられたのさ。あたしだって元は普通の人間だったんだ。けれど、この冷たい世界で生きていくには、悪魔と闇の契約を結んで魔法使いになるしかなかった。あたしを捨ててこんな境遇におとしめたやつらが憎い。復讐してやるんだ。そのためにはあんたたちが邪魔なんだよっ!」
ディヴィナが背中に手をやったかと思うと、下着に挟んでいたらしい細長い杖を抜き取って振った。
「エアキャノン!」


