勇飛くんがアーマントゥルードさんのそばに片膝をついた。彼女は縛られたまま芋虫のように床を這って壁にたどり着くと、壁を利用して器用に起き上がり、もたれて座った。
「誰が言うもんか! 殺(や)りたきゃ殺(や)りな!」
「おーお、お下品」
勇飛くんの言葉に、彼女は今にも噛みつきそうな顔をする。追い詰められた猛獣みたいだ。美人って怒ると本当に怖い。
「で、何のために俺たちを殺そうとした?」
「はん、誰がしゃべるか」
私はしばらく彼女を見ていたが、杖の先を彼女に向けた。
「ブローザガフォン」
杖を動かし呪文を唱えた直後、彼女が「ひっ」と息を呑んで唇を固く引き結んだ。
「それ、何の魔法?」
勇飛くんに訊かれ、私は腕を組んでアーマントゥルードさんを見下ろす。
「どうしても秘密をしゃべりたくなっちゃう魔法。初めて使ったんだけど、効果はどんなものかな」
「それはおもしろそうだな」
二人で見ていると、すぐに我慢できなくなったのか、アーマントゥルードさんの唇がひくひくと動き始め、額に冷や汗を浮かべた。私は彼女に問いかける。
「誰が言うもんか! 殺(や)りたきゃ殺(や)りな!」
「おーお、お下品」
勇飛くんの言葉に、彼女は今にも噛みつきそうな顔をする。追い詰められた猛獣みたいだ。美人って怒ると本当に怖い。
「で、何のために俺たちを殺そうとした?」
「はん、誰がしゃべるか」
私はしばらく彼女を見ていたが、杖の先を彼女に向けた。
「ブローザガフォン」
杖を動かし呪文を唱えた直後、彼女が「ひっ」と息を呑んで唇を固く引き結んだ。
「それ、何の魔法?」
勇飛くんに訊かれ、私は腕を組んでアーマントゥルードさんを見下ろす。
「どうしても秘密をしゃべりたくなっちゃう魔法。初めて使ったんだけど、効果はどんなものかな」
「それはおもしろそうだな」
二人で見ていると、すぐに我慢できなくなったのか、アーマントゥルードさんの唇がひくひくと動き始め、額に冷や汗を浮かべた。私は彼女に問いかける。


