二人が剣を交える耳障りな金属音が部屋に響く。
「今のうちに早くっ」
勇飛くんが私を見ずに言った。私はベッドの下に手を入れ、背負い袋の中から道具屋さんにもらったニワトコの杖を取り出した。
「インピーディム!」
アーマントゥルードさんに向かってスペルを綴ると、彼女の動きがピタリと止まった。
「なっ」
彼女が驚いた顔でこちらを見ようとするが、首すらも回らない。
「セリ」
勇飛くんが剣を引いて私を見た。
「ユウヒくんたちが買い物をしている間に、道具屋さんに行ったの。そうしたら、もうこの村に魔法使いはいないからあげるって言われて……」
「そうか」
勇飛くんはホッとしたように言って、彼の背負い袋の中から縄を取りだし、硬直したままのアーマントゥルードさんの手足を縛った。私はチュニックを羽織って彼の横に並んだ。
「このガキ、何すんのよっ」
呪文の効果が切れたとたん、アーマントゥルードさんがキーキー声でののしった。
「おー、こわ。さっきまでの猫なで声が嘘みたいだ」
勇飛くんが腰に両手を当て、足元で転がる彼女を見下ろした。
「さて、なぜ俺たちを殺そうとしたのか教えてもらおうかな」
「今のうちに早くっ」
勇飛くんが私を見ずに言った。私はベッドの下に手を入れ、背負い袋の中から道具屋さんにもらったニワトコの杖を取り出した。
「インピーディム!」
アーマントゥルードさんに向かってスペルを綴ると、彼女の動きがピタリと止まった。
「なっ」
彼女が驚いた顔でこちらを見ようとするが、首すらも回らない。
「セリ」
勇飛くんが剣を引いて私を見た。
「ユウヒくんたちが買い物をしている間に、道具屋さんに行ったの。そうしたら、もうこの村に魔法使いはいないからあげるって言われて……」
「そうか」
勇飛くんはホッとしたように言って、彼の背負い袋の中から縄を取りだし、硬直したままのアーマントゥルードさんの手足を縛った。私はチュニックを羽織って彼の横に並んだ。
「このガキ、何すんのよっ」
呪文の効果が切れたとたん、アーマントゥルードさんがキーキー声でののしった。
「おー、こわ。さっきまでの猫なで声が嘘みたいだ」
勇飛くんが腰に両手を当て、足元で転がる彼女を見下ろした。
「さて、なぜ俺たちを殺そうとしたのか教えてもらおうかな」


