「その後、セリに言ったんだ。“あら、あなた、生きてたんだ”って」
「そうよ」
「おかしいと思わないか? やっとのことで盗賊から逃れて村に戻っている途中なら、あんたは火事があったことを知らないはずだ。それなのにセリが死んでいると思っていた」
「あ……」
勇飛くんの言おうとしていることが私にもわかった。
「まだ村に戻っていないのなら、あんたたちの後に俺たちが出発したことも、マスター・クマゴンの小屋が火事になったことも、あんたが知っていたらおかしいんだ」
「ふうん、剣士ってのは肉体バカばかりだと思ってたのに」
アーマントゥルードさんが口元をゆがめて笑い、私たちの方にじりじりと近づいてきた。私は枕元にそっと手を伸ばし、畳んで重ねてあるチュニックの下から魔法の杖を抜き出した。
「インピーディム!」
彼女が身動きできないように、動きを封じる魔法をかけた。けれど、彼女は笑いながら、私たちの方に近づいてくる。
なんでっ、なんで魔法が効かないの!?
私は必死で杖を振るう。
「インピーディム! インピーディム!」
「そうよ」
「おかしいと思わないか? やっとのことで盗賊から逃れて村に戻っている途中なら、あんたは火事があったことを知らないはずだ。それなのにセリが死んでいると思っていた」
「あ……」
勇飛くんの言おうとしていることが私にもわかった。
「まだ村に戻っていないのなら、あんたたちの後に俺たちが出発したことも、マスター・クマゴンの小屋が火事になったことも、あんたが知っていたらおかしいんだ」
「ふうん、剣士ってのは肉体バカばかりだと思ってたのに」
アーマントゥルードさんが口元をゆがめて笑い、私たちの方にじりじりと近づいてきた。私は枕元にそっと手を伸ばし、畳んで重ねてあるチュニックの下から魔法の杖を抜き出した。
「インピーディム!」
彼女が身動きできないように、動きを封じる魔法をかけた。けれど、彼女は笑いながら、私たちの方に近づいてくる。
なんでっ、なんで魔法が効かないの!?
私は必死で杖を振るう。
「インピーディム! インピーディム!」


