手は繋げなかったけど私達は出店を楽しんだ。 「お兄ちゃん。あれ欲しい…」 私が指さすのは可愛いクマのぬいぐるみ。 私の手にはすでに水風船やらりんごアメ。 「しょうがないな。取ってやるよ」 「ほんとに!?」 やっぱり 優しいッ