『さっき、窓が全部しまったんだ! 早く来てくれよ!』 「行くぞ!」 槙は大丈夫か、 その思いしかみんなにはない。 みんながいっせいに走り出し、 図書室の扉をあけた。 そこには、腰を抜かした槙と 風が舞っていて・・・・・・ 出しっぱなしの本をパラパラとめくっていた。