そして現在、その問題の図書室の前。 「なな、僕の腕に掴まっててもいいよ?」 ドヤ顔で右腕をだしてくる魅音。 何がしたいんだ。 「いや、いいよ」 その細い右腕になんの魅力も感じれん・・・ 「恥ずかしがり屋だなぁ」 そう言って無理やり掴まれた左手。 その左手が震えていた。