「ねぇ、奈々代ちゃんは好きな人いるの?」 王様を無視して、 突然エセ紳士がそんなことを聞いてきた。 「なっ、」 「みんなも気になるよねー?」 「聞いてやってもいいぞ。 庶民はどんなやつが好きなんだ」 「き、気になる・・・・・・」 「奈々代、いるの?」 「どーでもいい」