「う、んっ・・・・・・」


そっぽを向いていたけど、
鏡にうつった魅音の顔は、



泣くのを必死にこらえた
子供の顔だった。



そうそう。
泣きたいときは泣けばいいんだ。


魅音は、大人ぶりすぎ。


魅音の頭をポン、と撫でて
いっしょにお風呂場をあとにした。