でも、ここで引いたら負けだと思い、あたしも強行突破してしまう。 「だったらなに?悪い?」 「ふざけんな!」 柊くんは、いつかのように、いきなりあたしを壁に押しつけた。 「悪いに決まってんだろ!なに?もしかしてお前、あの男が好きなの?」 「そうだけど?あたしは中津先輩が好き!だから連絡先をおしっ、、、」 あたしが言い終える前に、あたしの口は柊くんの手で押さえられた。 「それ以上言うな。聞きたくねえ。」