月明かりと薄桜 -誠の絆-



「わかりました」


刀なんて扱ったことなんてないけど

彼らに迷惑をかけるわけにもいけないし

手をかけさせて歴史を変えてしまうのも非常にまずい


そんなことがあったら

現代に帰れない可能性だって出てくるから


そんなの、こっちから御免だ



「じゃ、早く済ませるよ」


少し彼の雰囲気が軽くなった

彼を怒らせたら大変なことになる気がした

だから私は彼らに歯向かわない

歯向かったって勝てる相手じゃないし

言葉も、

ましてや剣術なんて


無茶がありすぎる