この森に流れる清らかな清流と、穢れのない空気。大丈夫、きっと話せばわかってもらえる。
私はゆったりと馬車の前に立つ。
弓矢がいっせいに自分を向くのが分かった。
「突然すみません。私たちはあなたたちの暮らしを邪魔するつもりはありません。ただ、仲間を助けてほしいのです。」
「仲間…?」
さきほどの鈴のような声が応える。
「はい。私たちの仲間がバジリスクの毒に倒れています。もう一刻の猶予もありません。私たちはただ、彼を助けたいのです…。どうか、通してはいただけませんか。」
私は落ち着いて話した。焦る気持ちをぐっと押さえつけて、返答を待つ。
長い沈黙の後、再び声がする。「そなたの持つリング、それは太陽の石ですね。あなたはいったい何者ですか?」
「はい。私は太陽の王女です。今は訳あって各地を旅しています。」
「そうですか…あなたの瞳には曇りがない。…事態は一刻を争うのですね。」一人のフードの人物がこちらへ進み出る。
「入りなさい。人の子よ。我らは手を貸そう。」その人はフードを脱ぐ。
私は思わず息をのんだ。白く透けるような肌に、流れるシルバーブロンドの髪。空色の瞳がまっすぐ私を捉える。
そして髪からはとがった耳が特徴的にのぞいている。
彼女はエルフだった。
私はゆったりと馬車の前に立つ。
弓矢がいっせいに自分を向くのが分かった。
「突然すみません。私たちはあなたたちの暮らしを邪魔するつもりはありません。ただ、仲間を助けてほしいのです。」
「仲間…?」
さきほどの鈴のような声が応える。
「はい。私たちの仲間がバジリスクの毒に倒れています。もう一刻の猶予もありません。私たちはただ、彼を助けたいのです…。どうか、通してはいただけませんか。」
私は落ち着いて話した。焦る気持ちをぐっと押さえつけて、返答を待つ。
長い沈黙の後、再び声がする。「そなたの持つリング、それは太陽の石ですね。あなたはいったい何者ですか?」
「はい。私は太陽の王女です。今は訳あって各地を旅しています。」
「そうですか…あなたの瞳には曇りがない。…事態は一刻を争うのですね。」一人のフードの人物がこちらへ進み出る。
「入りなさい。人の子よ。我らは手を貸そう。」その人はフードを脱ぐ。
私は思わず息をのんだ。白く透けるような肌に、流れるシルバーブロンドの髪。空色の瞳がまっすぐ私を捉える。
そして髪からはとがった耳が特徴的にのぞいている。
彼女はエルフだった。

