次の日の朝。私たちは懐かしい荷馬車に乗り込んだ。
いつもと違うのは、馬車をひく馬の中に美しい銀色の馬が加わったこと。
そして、一人の魔法使いがメンバーに加わったことだけ。
「レイ様…どうか御無事で。」
「留守は任せたよ。」
今まで気付かなかったけど、かなりの数の小人族が城に仕えていたようで、総出でレイの見送りに来ていた。
「ジュリエット様…。お元気で…」
「エリー…、さびしくなるわ…」
私は、お世話になった大切な小人にお別れを告げていた。
「ジュリエット様ならきっとどんな困難も乗り越えられます。ずっと応援しております。」
エリーは大粒の涙をこぼしながら話す。
「ああ、エリー。この恩は一生忘れないわ…大好きよ…」
ぎゅっと抱きしめる。するとエリーがそっと耳打ちする。
「…レイ様とどうかお幸せになってくださいね。」
「エリー!?」エリーはぱちっとウインクすると私の背中を押した。
「さぁ、皆様お待ちですよ!いってらっしゃいませ!!」
私は満面の笑みで返した。「いってきます!!」
荷馬車に飛び乗って、小人族に手を振る。
あっという間に城は見えなくなった。
「怖い?」レイがそっと声をかけてきた。
「ううん、怖くないわ!みんながいるもの。
むしろワクワクするくらい!どんなことがこれから起こるのかなって?」
「ははは、君はもっとお姫様らしく、おしとやかになれないのかな。」
レイは朗らかに笑う。
「これからが本番だ。僕も全力を尽くす。
だけどね、君が隣にいると、
僕も楽しくてたまらないんだ。」
きれいな歯をみせて笑うレイ。
風を浴びてきらめく髪はいつまで見てても飽きないくらい。
「ちょっと。二人だけの世界に行かないでくださる?ワタクシもいるんですのよ!」
レイの肩からひょっこり、ルビーが顔を出す。
「もう!ルビー!たまには二人にしてよ!」私たちは顔を見合わせて笑った。
大丈夫。きっとうまくいく。
馬車のなつかしい揺れを体に感じながら、私はレイの肩に頭を寄せた。
いつもと違うのは、馬車をひく馬の中に美しい銀色の馬が加わったこと。
そして、一人の魔法使いがメンバーに加わったことだけ。
「レイ様…どうか御無事で。」
「留守は任せたよ。」
今まで気付かなかったけど、かなりの数の小人族が城に仕えていたようで、総出でレイの見送りに来ていた。
「ジュリエット様…。お元気で…」
「エリー…、さびしくなるわ…」
私は、お世話になった大切な小人にお別れを告げていた。
「ジュリエット様ならきっとどんな困難も乗り越えられます。ずっと応援しております。」
エリーは大粒の涙をこぼしながら話す。
「ああ、エリー。この恩は一生忘れないわ…大好きよ…」
ぎゅっと抱きしめる。するとエリーがそっと耳打ちする。
「…レイ様とどうかお幸せになってくださいね。」
「エリー!?」エリーはぱちっとウインクすると私の背中を押した。
「さぁ、皆様お待ちですよ!いってらっしゃいませ!!」
私は満面の笑みで返した。「いってきます!!」
荷馬車に飛び乗って、小人族に手を振る。
あっという間に城は見えなくなった。
「怖い?」レイがそっと声をかけてきた。
「ううん、怖くないわ!みんながいるもの。
むしろワクワクするくらい!どんなことがこれから起こるのかなって?」
「ははは、君はもっとお姫様らしく、おしとやかになれないのかな。」
レイは朗らかに笑う。
「これからが本番だ。僕も全力を尽くす。
だけどね、君が隣にいると、
僕も楽しくてたまらないんだ。」
きれいな歯をみせて笑うレイ。
風を浴びてきらめく髪はいつまで見てても飽きないくらい。
「ちょっと。二人だけの世界に行かないでくださる?ワタクシもいるんですのよ!」
レイの肩からひょっこり、ルビーが顔を出す。
「もう!ルビー!たまには二人にしてよ!」私たちは顔を見合わせて笑った。
大丈夫。きっとうまくいく。
馬車のなつかしい揺れを体に感じながら、私はレイの肩に頭を寄せた。

