次の瞬間、僕の体は向かいの木に打ち付けられていた。
「ガッ!!」
グワッと嫌な方向に体がねじられ、そのまま地面に落ちる。何が起きたのかわからないまま、右足を鋭い痛みが走る。
「いやぁ!!!!!」
ジュリエットの悲鳴に僕は顔を上げる。沈んだ太陽のせいで、唐突にあたりは暗くなる。目をこらすと、黒いフードの人物がジュリエットの手首をひねりあげ、縛ろうとしている。
「こんな防護壁のぎりぎり外まで自ら出てくるなんて。なんて賢い姫だろう。」
クツクツとフードから押し殺した笑いが漏れている。
ほかにも黒いフード数名が後ろで荷馬車を待機させているのが見えた。
「ジュリエットを離せ!!!」
僕は痛む右足もかまわず、まっすぐ黒フードに向かい突進するが、簡単にかわされ無様に地面に転がる。
「レイ!!!」ジュリエットは黒フードの腕の中からのがれようと必死にもがく。
「貴様!!王女を離せ!!」僕はありったけの魔力をこめて、光の玉を敵に炸裂させる。敵に当たり大きくはじけてはいたが、なんの効果もないようだ。
黒いフードは一瞬こちらに顔を向け、ニヤリとゆがんだ口元をのぞかせる。
「可愛い可愛い王女様の側近だな、そんな魔法で貴公子きどりか?何にもできないお子様は愛しの姫君がさらわれるのを指をくわえてみていればいい。」
気づくとジュリエットは目隠しをされ、さるぐつわまで噛まされている。意識はうしなっているようだ。
「やめろ!やめてくれ!!その人だけは!!!」
僕は、必死にフードの男の足をつかむ。ジュリエットだけは、僕の大切な人を失うわけにはいかない。
けり上げられ、鋭い銀の刃が体を切り裂くのを感じた。「うぅ!!」
見上げると、そのフードは血の滴るナイフを握りしめていた。
僕は左肩から腰に掛けて、斜めに深く血があふれていた。
「うるさいよ、お前。ここで死んどけ。」
流れ出る血と一緒に命が流れ出ていくのを感じる。
「ジュ…リ」
その男は僕にとどめを刺そうとそのナイフをふりかざす。
「ガッ!!」
グワッと嫌な方向に体がねじられ、そのまま地面に落ちる。何が起きたのかわからないまま、右足を鋭い痛みが走る。
「いやぁ!!!!!」
ジュリエットの悲鳴に僕は顔を上げる。沈んだ太陽のせいで、唐突にあたりは暗くなる。目をこらすと、黒いフードの人物がジュリエットの手首をひねりあげ、縛ろうとしている。
「こんな防護壁のぎりぎり外まで自ら出てくるなんて。なんて賢い姫だろう。」
クツクツとフードから押し殺した笑いが漏れている。
ほかにも黒いフード数名が後ろで荷馬車を待機させているのが見えた。
「ジュリエットを離せ!!!」
僕は痛む右足もかまわず、まっすぐ黒フードに向かい突進するが、簡単にかわされ無様に地面に転がる。
「レイ!!!」ジュリエットは黒フードの腕の中からのがれようと必死にもがく。
「貴様!!王女を離せ!!」僕はありったけの魔力をこめて、光の玉を敵に炸裂させる。敵に当たり大きくはじけてはいたが、なんの効果もないようだ。
黒いフードは一瞬こちらに顔を向け、ニヤリとゆがんだ口元をのぞかせる。
「可愛い可愛い王女様の側近だな、そんな魔法で貴公子きどりか?何にもできないお子様は愛しの姫君がさらわれるのを指をくわえてみていればいい。」
気づくとジュリエットは目隠しをされ、さるぐつわまで噛まされている。意識はうしなっているようだ。
「やめろ!やめてくれ!!その人だけは!!!」
僕は、必死にフードの男の足をつかむ。ジュリエットだけは、僕の大切な人を失うわけにはいかない。
けり上げられ、鋭い銀の刃が体を切り裂くのを感じた。「うぅ!!」
見上げると、そのフードは血の滴るナイフを握りしめていた。
僕は左肩から腰に掛けて、斜めに深く血があふれていた。
「うるさいよ、お前。ここで死んどけ。」
流れ出る血と一緒に命が流れ出ていくのを感じる。
「ジュ…リ」
その男は僕にとどめを刺そうとそのナイフをふりかざす。

