「きょ、今日はね、レイがこのお城にきてちょうど2年目の日。私たちが出会って二年目の日なの。だ、だから少しだけ、ちょっとだけでいいの!二人っきりでどこかに行きたいなって。私のお稽古の時間がのびちゃってもうこんな時間だけど…危ないことはわかってるけど!!どうしても行きたいの…」
ジュリエットは顔を真っ赤にして、うるんだ目でまっすぐ僕を見つめる。もう、これ以上ダメ出しすると本当に泣きだしてしまうんじゃないだろうか。
彼女のつないだ手は、緊張のせいなのかとても冷たい。
「わかったよ、ありがとうジュリエット。少しだけ。行って帰ってくるだけだよ?すぐに馬を引いてくるから少し待てる?」
その瞬間、彼女はパッと顔をあげひまわりのような笑顔でコクコクとうなずく。
心の中で、大人のみんなの顔を思い浮かべながら、ごめんなさいとつぶやきながら馬屋へ駆け出した。それにしても僕は本当にジュリエットの泣き顔に弱い。
なにより、彼女が僕との記念日を二人きりで過ごしたいと言ってくれたのが、どうしようもなく照れ臭くて、どうしようもなく嬉しくて、とてもふわふわした気持ちだった。
日暮れがすぐそこに近づいていた。
僕たちは二人で城を抜け出して、初めて出会った森の広場を目指した。
ジュリエットは顔を真っ赤にして、うるんだ目でまっすぐ僕を見つめる。もう、これ以上ダメ出しすると本当に泣きだしてしまうんじゃないだろうか。
彼女のつないだ手は、緊張のせいなのかとても冷たい。
「わかったよ、ありがとうジュリエット。少しだけ。行って帰ってくるだけだよ?すぐに馬を引いてくるから少し待てる?」
その瞬間、彼女はパッと顔をあげひまわりのような笑顔でコクコクとうなずく。
心の中で、大人のみんなの顔を思い浮かべながら、ごめんなさいとつぶやきながら馬屋へ駆け出した。それにしても僕は本当にジュリエットの泣き顔に弱い。
なにより、彼女が僕との記念日を二人きりで過ごしたいと言ってくれたのが、どうしようもなく照れ臭くて、どうしようもなく嬉しくて、とてもふわふわした気持ちだった。
日暮れがすぐそこに近づいていた。
僕たちは二人で城を抜け出して、初めて出会った森の広場を目指した。

