「レイー。一緒にお馬さん乗りに行こう?また森の奥で動物さんたちと遊びましょう?」ちらっと盗み見ると、ジュリエットはもう鉛筆を頬り投げてしまっている。
「ダメだよ、ジュリエット。まだマリア先生の歴史の宿題が終わってないだろう。」僕は宿題から顔をあげずに返す。
「レイがあとで教えてくれるでしょう?」
さっと目の前の宿題が取り上げられる。顔を上げると真っ赤な瞳をくりくりさせて、ジュリエットが僕の宿題を抱えている
「もう、ジュリエット…。」
「分かった!分かった!ちゃんと宿題もするから、一曲だけ!一緒に演奏しよう!?ね?」ジュリエットが部屋の隅にあるピアノを指差す。
「はぁ…」全く、このわがまま姫は。僕はあきらめて席を立ち、ピアノにのろのろ向かう。
「ありがとう!レイ!大好きよ!」
ジュリエットは嬉しそうに僕の腕に自分の腕をからめる。普通のピンクのワンピース姿だけどジュリエットが着るとまるでドレスのようだと思った。彼女が世界で一番きれいな人だと僕は本気で思っていた。
「僕もジュリエットのことが大好きだよ。」ふわりとほほ笑みかけながら、ピアノに座る。そして彼女の一番好きな曲の旋律を奏で始めた。
【太陽の国】に来てから二年が経っていた。僕たちが互いを想い合うのにそう時間はかからなかった。僕はジュリエットを心から愛していたし、ジュリエットも僕を愛してくれていた。
時の流れは早く、僕たちは間もなく8歳になろうとしていた。
「ダメだよ、ジュリエット。まだマリア先生の歴史の宿題が終わってないだろう。」僕は宿題から顔をあげずに返す。
「レイがあとで教えてくれるでしょう?」
さっと目の前の宿題が取り上げられる。顔を上げると真っ赤な瞳をくりくりさせて、ジュリエットが僕の宿題を抱えている
「もう、ジュリエット…。」
「分かった!分かった!ちゃんと宿題もするから、一曲だけ!一緒に演奏しよう!?ね?」ジュリエットが部屋の隅にあるピアノを指差す。
「はぁ…」全く、このわがまま姫は。僕はあきらめて席を立ち、ピアノにのろのろ向かう。
「ありがとう!レイ!大好きよ!」
ジュリエットは嬉しそうに僕の腕に自分の腕をからめる。普通のピンクのワンピース姿だけどジュリエットが着るとまるでドレスのようだと思った。彼女が世界で一番きれいな人だと僕は本気で思っていた。
「僕もジュリエットのことが大好きだよ。」ふわりとほほ笑みかけながら、ピアノに座る。そして彼女の一番好きな曲の旋律を奏で始めた。
【太陽の国】に来てから二年が経っていた。僕たちが互いを想い合うのにそう時間はかからなかった。僕はジュリエットを心から愛していたし、ジュリエットも僕を愛してくれていた。
時の流れは早く、僕たちは間もなく8歳になろうとしていた。

