薔薇の夢をあなたに

「びっくりした!レイがあんなすごい召喚獣呼べるなんて!!!」
私は興奮してレイの腕に飛びつく。





「あのレベルの召喚獣を呼ぶのは骨がいるからね、普段から使っていたら死んでしまうよ…」
困ったようにはにかむ。




月の石はもちろんレイが管理することになり、今はレイのロッドにはめこまれていた。




「それにしてもびっくりするくらいあっという間だったな、封印したエルフ族がかわいそうなくらいだぜ。」





デイヴィスは団服の首元を開けながら言う。太陽の石を手に入れる時に、散々な目にあっていた私はうんうんとうなずく。





「氷と言っても元は水だ。属性はとても似ているんだよ。僕は水属性の魔法を最も得意としているし。
それに、封印はすりぬけただけで、壊してはないんだ。すべてが終わったらまた元に戻そう。」





「私はいつになったらレイ様に追いつけるのでしょうか…」
ロゼッットはなぜかものすごく落ち込んでいた。





「何はともあれ。二つ目の石を手に入れたのだ。喜ばしいことだ、長老に報告しに行こう。」
サーシャはほっとしたような顔で前を歩いていた。




「レイ!あれ私にも教えてよ!」




「ジュリエットにはルビーがいるじゃないか。使い魔なら、わざわざ召喚しなくてもいいし…」





「え!でもさっきのレイかっこよかったし!!本当に!!」
私は興奮した瞳でレイの顔を見上げる。
一瞬ビクッとして真っ赤になるレイ。




「ま!また今度ね!」そういうとレイは私を振り払い、前へ行ってしまった。





…レイ?私何かしたかな??
「ワタクシはレイに同情しますわ…。天然って一番恐ろしいのね。」
ルビーは人知れずため息をついた。